teto First Anniversary Party 出演レポ

2018.03.03 Saturday

札幌で活躍するアコースティックバンドtetoの1周年記念ワンマンにお邪魔してきました!
結成1周年おめでとうございます!
共演はひみひみのお二人と、石月あすみさん、tetoのお三方。楽しい夜だったな〜。

 

 

セットリスト🐑2/25
1. 121
2. おやつ革命
3. 狐の嫁入り
4. デイ・ドリーマー
5. 羊を数える 〜最果てver.〜 with teto

 

お祝いライブということで、かなり明るめのセットリストにしてみました!

121は1年3ヶ月、おやつ革命はちょうど1年、デイ・ドリーマーと羊に至ってはできてから2年半も経ってしまっているのでかなり懐かしめです。一番新しい狐の嫁入りでももう5ヶ月か〜。半年って意外とすぐですね。初演から半年以内は準新作という扱いにしましょう(前回のライブレポ参照です)。

 

 

1曲目の「121」は、2016年下半期の代表曲だった「脳内会議」の後釜としてその年の暮れに制作した曲だったのですが、翌年春リリースの1st mini album『nona #』収録時にはもう既にほとんどライブで歌っていなかったんです。作った時は気持ちにぴったりハマっていたけど、よくも悪くもずっとその時の気持ちじゃいられなくて。編曲作業に取りかかったのが2017年の3月で、4月の東京ワンマンに行く直前、マスターアップ音源をウォークマンで聴きながら札幌の街を歩いて、毎回同じところで泣いて、行きの飛行機で聴き飽きて、それっきり。この曲の役目はそこで終わったんだなと思っていました。

 

こないだ病み上がりに家から駅までの道を歩きながら、ふとこの曲を聴きたくなって再生ボタンを押したら、普段は入ってこない歌詞が頭の中に字面として流れ込んできて、「なんでこの人私の気持ちを知ってるんだろう」と不思議な気分になった。少ししてそれが昔の自分が書いたものだと気付いて、久しぶりに音楽を聴きながら泣いた。制作を続けているとたまに、こうした過去からのラブレター現象が起こって生きてきて本当に良かったと思える。前回のラブレター現象は、7月の札幌ワンマンでも演奏した「マリー」という曲。その時はライブレポとは別に珍しくブログを書きました。この時の私は知らない戦いとか、別れとか、出会いとかがこの半年間でたくさんあったんだけど、当時の文章を読んでいるとなんとなく無垢な感じがするのは私が成長した証なのかな。そうだったらいいな。
そんなわけで「121」は、今最もホットな曲なのでした!

 

2曲目の「おやつ革命」は昨年2月14日のフライアーパークで初演後、ツイキャスでもほとんど演奏しなかった去年のお蔵入り曲。タイトルからもわかる通り、季節モノなんですよ〜!  しかも2月14日と3月14日限定なんですよ〜!  底抜けに明るくて好きなのですが、本当に扱いに困る曲なのでした。ライブの前日に慌てて2月6日のライブレポを書きながら、「今年はおやつ革命が演奏できなかったのが心残りです」と書きそうになって、「いや待てよ…まだ間に合うのでは?」と思い立って演奏したのでした。会場の音響の関係でコラボ以外の演奏を全て指弾きに変更したので、ポップさがユルさに変換されてなんともまったりな曲に。
実は昨年、お菓子の代わりに音源を配ろうと思って挫折したので、ワンコーラスの音源があるんですよね……今年も配れなかったから賞味期限が大変なことに……。

 

3曲目は「狐の嫁入り」。ラストにやるとシマると言いつつ、次の日には真ん中に持ってくるという。仕切り直しにも使える優秀な曲だということがわかりました。共演のひみひみのお二人がこの曲をとても気に入ってくださって、たくさん褒めてくださいました。昨年10月の妖怪ライブでの初演から今まで、初めてお会いした共演の方々が口を揃えて良いと言ってくださったのがこの曲でした。やっぱり、この曲には何かあるんだなぁと感じた夜でした。大事にしていきたいです。

 

4曲目の「デイ・ドリーマー」はリクエスト曲!  どうやら去年の4月の東京ワンマン以来演奏していなかったらしいですよ。実はこの後にtetoのみなさんとコラボした「羊を数える」のカップリング曲という位置付けで、2年半前にCDジャケットまで作っていたのでした。証拠写真貼っておきますね。

 

 

昨年秋から何かと中二くさい曲ばかり書いておりますが、絵本系の世界観も大好きなんですよ。これとか「はいいろの虹」とか「光トカゲ」とか、「ブリキの城」とか……。基本的に曲の解釈は聴いてくださる方にお任せなのですが、恋愛の曲だよねって言われるのが凄く苦手で。だいたいどの曲でも愛の話をしています。いびつでもね。でもデイ・ドリーマーは恋の歌かな。届かないんだけど。この先二人がどうなるのかは、私の1st single『yumeyume #1』を聴いた方にはもしかしたらわかるかも。あ、今持ってない人買いたくなったでしょ。用意しとくからよろしくね。笑

 

そして!

ここからは"レンタルteto"のお時間です!!

 

事前に「tetoでレンタルしたいメンバーいますか?」と打診があったので、欲張りな私は「全員」と答えました。今回は特別仕様でございます。

 

「羊を数える 〜最果てver.〜 with teto」

 

 vo. かどいおり

 ag. コニシユカ

 as. 横山ユウキ

 ag. かゆぱん

 

 

超!豪華メンバーでお送りしました、羊を数える。構成もコード進行も単純で懐の広い曲なので、人とやる時は本当に頼みやすい。昨年12月から毎月どなたかとコラボをさせていただいて、こういうのを一曲持っていると本当に便利なんだなぁって思いました。

2番の歌詞に「眠りの再奥(さいおく)」というフレーズが出てくるのですが、リハの音源送ってもらった時にいおちゃんがその部分を「最果て」と歌っていて、それがめちゃくちゃかっこよくて、即採用でした。その発想はなかったんだけど、当時の自分にその語彙力があったらきっと最果てを選んでいたと思います。よりスタイリッシュというか、退廃的というか、ジャンルが霧散する感じがぴったりハマって素敵ですよね。曲のタイトルも最果てバージョンにしてみました。すごくすごく楽しかった! tetoのみんな、ありがとう!

 

 

ここからは共演の方々のお話だよん。

 

ひみひみのお二人は、青森県弘前市出身。佐々木さんのクリアで刺さるような切ないボーカルと、成田さんの温かみあるボーカル・ギター。最近、水属性の音楽をされる素敵な方々とたくさんお会いしているのですが(やさしさカフェテリア、my bird warms a blanket for Coletteさんなんかがそうです)、ひみひみの演奏も生ぬるい雨が降り続けているような温度と肌触りがあって、凄く心地よかったです。私も雨が好きで雨のイメージの曲はたくさん書くのですが、そういう「降らせた雨」とは違うんだよなぁ。ずーっと降ってる感じ。願っても願わなくても。好きです。

 

石月あすみさんは、tetoのギタリストであるかゆぱんさんとネコライダーというユニットをされているそうな! その際はかゆぱん(Vo&Gt.)、石月あすみ(Ba&Cho)という編成だそうですよ。この日は石月さんは鍵盤の弾き語りをされていました。フルートとか、笛系のお声なんですよ。エアリーというか。音の帯で撫でていく感じ。とにかく心地いい。カホンなどの乾いた音のパーカッションと合わせて聴いてみたいなって思いました。そしてレンタルtetoのコーナーでは、アルトサックスの横山ユウキさんをご指名。間奏のおいしいところで横山さんのソロが入ったりと、あ〜アコースティックたまらんなぁって思いました。ソロのCD二枚出てるって仰ってたのに買いそびれて無念……また聴きたい。ラストはレンタルteto第二弾、かどいおりちゃんをボーカルに迎えネコライダーのカバー(セルフカバー?)をされていたのですが、youtube探してもどの曲かわからなかったな〜。ネコライダー凄くよかったのでおすすめです。こちらもCD欲しい。

 

ラストはお待ちかね、tetoのお誕生日ステージ!

 

 

新曲含めて全8曲、古参には大満足の内容でした。tetoが結成される前に、かどいおりとして出演していたステージで歌っていた「セキリョウ」。ちょうどいおちゃんと共演したことがあって、かける〜かける〜かける〜の歌好きです!って伝えていたんだよね。その時はまだタイトルがなくて。4曲目の「風の帰る場所」は某アニメ映画に触発されていおちゃんが描いた曲なのだそうで、個人的にはその後の「夕空」、そして新曲の「夜空」にかけて、なんとなくその映画のシーンを浮かべながら聴き入っていました。7曲目の「鈍色のその先へ」は確か、カタンコトンって仮タイトルだったんだけど、イントロが始まってAメロに入って、陽が傾きかけた時間帯に本当に電車の先頭車両に乗っているような演出があって大好きな曲。この曲が表題になってる5曲入りのCD『鈍色のその先へ』も、この日ようやく迎えしました。昨年のレコ発ワンマンにお邪魔できなかったからとても嬉しい。アンコールは昨年ファクトリーで聴いて惚れてしまった「大人になんてならないで」。震えてしまいました。大好きなのこれ。大人になんてならないでいていね、のメロディーに対する音のハメかたと、いおちゃんの語尾。

打ち上げでも何度も言ったけど、いおちゃんの語尾。

ほんと最高すぎるのでみなさん是非、CDを手に取って、またはライブ聴きに行ってください。きっとリクエストしたらやってくれると思うよ。

あと、tetoっていうバンドで、この三人が音楽やってるのが本当に尊いなって思って、私は1年もたずに解散しちゃったから、お誕生会やりたかったなとか今更思い出してちょっとしんみりしてしまった。尊いよ〜〜〜。ほんと、みなさん、バンドは活動しているうちに聴きに行ってくださいね。本当に尊いことなんだから。かゆぱんさんとかコード進行・伴奏の引き出し多すぎて、海賊王かよ。七つの海制しているのかよ。って感じですし、横山さんなんてそんなえぐいところに音当てます!? 前世はスナイパーなの!?だし、その中でさらっと歌ってみせちゃういおちゃん、すごすぎるんですの……。ほんと自分みたいのが演者仲間として呼んでもらえたのびっくりする……。

 

お客としても、大変満足度の高いライブでした。いい夜でしたね。

当日お越しのみなさま、共演のひみひみ成田さん、佐々木さん、石月あすみさん、tetoのいおりちゃん、かゆぱんさん、横山さん、会場のCuanto cuesutaとマスター、ありがとうございました!

 

 

お写真はひんひんさんからいただきましたよん。(tetoのステージだけ私が撮りました)

 

次回は3/9のユニオンドリームマッチ。秋山シオちゃんとのコラボステージです! こちらチケットソールドアウトになっております。その次は4/5の平岸フライアーパーク。公式サイトにライブ情報書いてありますのでチェックしてくださいね。手書きメッセージ「のーない通信」もやってるよ〜!(こっちは更新し忘れたので近日変わると思います)

コメント
コニシさんこんばんは。
レポのupお疲れ様です。そしていつも素敵なレポをありがとうございます。
レポを読んでいたら、先週のライブが一気に脳内に甦ってきました。

ライブ当日は、コニシさんを始め、出演されたアーティストの皆さんそれぞれが、tetoさんへ『おめでとう』のお祝いの気持ちがこもったステージに、1周年を迎えられたtetoさんの、笑顔が沢山詰まった暖かなステージで、本当に楽しい1周年記念ライブでしたね。

コニシさんのセットリストも、私が去年2月に初めて出逢ったライブで聴いて以来だったおやつ革命や、初めてライブで聴けたデイ・ドリーマーなど、嬉しい気持ちが止められなくなりそうな曲の数々でした。(リクエストしたデイ・ドリーマーを採用してもらい、本当にありがとうございました)
ラストのレンタルteto(通称デリteto?笑)で、tetoの皆さんとコラボした羊を数える〜最果てver.〜 with tetoも、会場にいる皆で手拍子をして踊って合唱出来たのは、本当に楽しかったです。

しかし、25日のライブ後に風邪でダウンされてしまい、その間も制作作業などでお忙しい日々続くなか、先日、熱は落ち着いたとのことですが、最近は寒暖差の激しい日が多く、まだまだ風邪やインフルエンザが流行っていますので、どうかお体をご自愛下さい。

そして、9日のライブで、またお元気なコニシさんにお会いし、素敵な歌声を聴けるのを、楽しみにしています。
  • by 翼流星群
  • 2018/03/04 2:36 AM
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