フライアーパーク 出演レポ
2017.12.15 Friday
自然すぎて今書くまで忘れてたけど、年の終わりに新曲を演奏できてたんだね。「Anemone」は今一番のお気に入り。ツイキャスではしょっちゅう演っていて、「なんとなく最初にアネモネくるかなと思いました」と言われる事態に。わかっていらっしゃる。ドキドキしていらんことたくさんやってしまった。
演奏すればするほど迷い込んでいく「狐の嫁入り」。今回は冒険をせず、初期のバージョンに近い形で演奏しました。ストレスフリーでとても気持ち良かった。初めての人も聴きやすいのはやっぱりこのバージョンなのかな〜。共演のカンノユウジさんが「どれも良いけど、狐の嫁入り、ヤバイです。まだ頭に残ってる」と言ってくださって、妖怪大作戦(?)が成功!したようで嬉しかったです。
実は「Anemone」「狐の嫁入り」の2曲は、私が今回初めてライブで譜面を見ずに演奏した曲でした。譜面を見るのずっとかっこ悪いと思っていたけど(正確に言うとミチトさんやいむいぱぴ子ちゃんが譜面を一切見ずに歌ってるのがかっこよくて、本物のアーティストって感じが羨ましかった)、今まで書いてきたのは本当に難しい曲ばかりで、私の力量ではガイドなしに歌うことはできませんでした。でもこの2曲はコードもメロディも歌詞もストレスなく歌えるフレーズばかりでできていて、だからといって自分にとってつまらないってわけでもなくて、むしろ気軽に歌えて好きなくらいで、ああ、こういうのを作家性って言うのかな、とふと思いました。
「声」は、7月の札幌ワンマンで発表した2nd mini album『underblue』に入っているピアノ曲。札幌で歌うのは2度目でした。その時から「もっとピアノで歌えばいいのに」とのお声を頂いていたにも関わらず、なかなか実現できなかったのです。
音源収録バージョンとは違う、生の指から出るフレーズと声で演奏した一曲。自分の中で、あれから何かが変わったのだと感じた瞬間でした。急なお願いにも関わらずアップライトピアノを使わせてくださった宗形マスターに感謝です。
そしてなんと!
この曲には演奏動画があります・・・!
(亀野さん、撮影・編集 & アップロードありがとうございます〜!)
こないだ作曲が上手くいかなくてツイッターで自分の声の話を少しだけしました。私は作曲するのが大好きでよく楽曲提供やコラボをしていますが、それとは別に、自分の曲を私自身が歌っていることが尊いという感情を誰かに抱いて欲しい、と心のどこかで思っていました。これに関しては数年来のトラウマがあって、そのことを7月の札幌ワンマンのパンフに少し書きました。だから、私の声を好きだと言ってくれた方々は稀有な存在なのです。世の中の価値観を気にせず、自分の感性で私を好いてくださった。その事実に今なお、救われています。
その気持ちを裏切らない人間でいたい。できるなら、あんなやつが好きなのかと後ろ指差されなくても良い環境にしたいと、そう思っています。それまでもう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
そしてここからは、初ハンドマイクのお話!
かねてからステージ上での共演を熱望していた、シンガーソングライターの秋名ミカヅキさん。自分のステージ以上に、他の方のステージでサポートギタリストとして活躍されているミカヅキ先生ですが、なにせご多忙すぎて全くオファーが通らず…今年中にご一緒できたのは奇跡と言っても過言ではないと思います。
(完全に入っちゃってる顔)
自分の曲をハンドマイクで歌わせていただくのは人生で初めての経験でございました。5月と11月の作詞フェスで課題曲を歌ったり、9月のミツノでのこやまかすみちゃん本人の伴奏によるカバー曲を歌わせていただいたりと順調に伏線を張っていたのですが……自分の曲となるとまた違いますね。歌ってる間も発見しかなくて、まだまだやりたかったです!
「プレデター」は先日の作詞フェスで久しぶりに演奏を聴いていただいた時に「どの曲がピンときましたか?」とお伺いしたところ「あのちょっと速い曲」と答えてくださったのがきっかけでセトリ入りしました。プレデターは弾きながら歌うのが難しく、やってもやっても曲の完成度が上がらないやっかいな子なのです。
リハで最初に合わせた時に「私そんなコード入れてないよ!(嬉しい悲鳴)」という化けっぷりに驚いてしまったのですが、それでもお渡しした音源を聴き込んでくださっていたのがわかるアレンジで嬉しかったです。Bメロの馬が走ってる感じのビートは皆様にもお聴かせしたかったですね…(本番はちょっと斜に構えたオシャレ感出してました)。そして声を張らずに楽に歌えるので、今までのライブとはかなり違う歌い方に。楽しくなっちゃって。明るくていいな〜と思いました。
「羊を数える」……これ、本当は3分の曲なんですよ。昨日のは完全に「羊を数える〜月がなかなかのぼらないver.〜」でしたね。ゆるゆる〜。MVを知っているみなさまとウサギダンス☝️🐰☝️ができて嬉しかったです。ハンドマイク最高。ラストの大合唱もありがとうございました!
終演後に言われて気付いたのですが、ちょうど10ヶ月前、2/14に初めて出演させていただいたフライアーパークで演奏していたのが入眠バージョンの羊を数えるだったのですね。でもミカヅキ先生はあのバージョン知らないんだよ。読解力すごいね……。
最後は、当日いらっしゃったお客さまから事前にリクエストのあった「ベガ」。私はどんどん新曲を生産してはそちらにうつつを抜かすので、1ヶ月前のレギュラーが翌月にはスタメン落ち…ということも。そんな中、こうして過去曲のリクエストをいただく機会があればちゃんとお応えしたいと思っていたので、今回ミカヅキ先生とのスペシャルコラボを聴いていただけてとても嬉しかったです。
シングルカットのリリースからちょうど1年。夏が終わる寂しさを冬に思い出す、なんとも胸のざわつくアレンジにしてくださいました。2番の「同じことだったね」の歌詞の意味を歌いながら体感として思い出して、目が一瞬うるっとしたのは内緒です。
そして、そしてそして。
あるんです、この曲の映像も・・・!
ボーカルの良さを引き出すと評判のミカヅキ先生の演奏。「ボーカルの良さとかそんなん私にあるんかいな」と思っていた私が自分の歌を「え……?いいじゃん…」と思ったほどなので、こんなこと言うとますますご多忙になるのはわかっているのだけど、みなさま一度彼のサポートされているステージを見てみてください。いいな〜って思うはずです。今回の共演は、私にとってのクリスマスプレゼントでした。ありがとうございました。
そんなミカヅキ先生は、新年1/11(木)にフライアーパークでご自分のライブをなさるそうです! シンガーソングライターとしての彼を見られる数少ないチャンスなので、是非足を運んでみてくださいね。
さて、他にも色々書きたいことはあるのですが忘れないうちにと寝ないで書いているのであと少しだけ。(突然ですが枕元に羊の仲間が増えました。ありがとうございます!)
共演のMado*花さんは私の大好きなadd9のコードをめちゃくちゃ使われる方で、声に重みがあってセクシーでかっこよかったです。若い方がああいう声を出しているのを聴くとグッときちゃうよね……。1曲目の「私なんか」は、ネガティブなフレーズなのに何故か暗くならない…不思議な魅力のある歌でした。札幌の路上でよく歌われているそうなので、探してみてくださいね!
Siesha×カンノユウジのお二人は、優しさの糸と悲しみの糸を撚り合わせたような演奏をされるユニットで、楽しくなっていいのか、切なくなっていいのか、聴きながらずっとその間で揺れていました。先日UNION FIELDで初めてSieshaさんが鍵盤を弾かれる姿を見て、私は昨日の「声」の演奏を決めたのです。「道」「花影」が特に素敵でした。
(お写真は亀野さんからいただきました。ありがとうございます!)
本当の歌い納めは17日のオホーツク流氷公園のクリスマスライブですが、慣れ親しんだ札幌ではこれが最後。1月のカタカナライブに始まり、計20本。私にとって本当に実りの多い一年でした。振り返りは紋別から帰ってきたときに改めて。
会場に足を運んでくださったみなさま、共演のMado*花さん、Sieshaさん、カンノユウジさん、そして秋名ミカヅキ先生、フライアーパークと宗形マスター、ありがとうございました!
新年1/14(日)、円山夜想で会いましょう!
改めて昨日はお疲れ様でした。
今日は、昨日のライブの余韻を感じながら、1日を過ごしていました。
そんな中、レポを読み、昨日の興奮がよみがえってきました。
こうして昨日のセットリストを改めて見ると、
コニシさんにとっても、私にとっても本当にこの一年が凝縮されているように感じて、
セットリストの曲名を見ているだけで、目頭が熱くなってきます…
そして、昨日のツイートで感想を書きそびれてしまった曲の感想を少しだけ書かせてください。
1曲目の新曲「Anemone」
曲が出来たと言うツイートを先月見かけ、その後のツイキャスで何度か聴く機会があったなかで、
やっと生で聴けた喜びがあった曲でした。
そして2曲目の「狐の嫁入り」
妖怪ライブで披露してから2ヶ月、
その独特な歌詞の言い回しや、ギターのメロディーが好きで、昨日も聴けて嬉しかったです。
3曲目の「声」をセットリストに入れた理由には、Sieshaさんのライブを見てと言うのもあったんですね。
こうやって、コニシさんご本人がレポを書いてくれたお陰で、
記憶の補完だけでなく、ライブやそのセットリストに込められた想いを知る事が出来て、本当に嬉しいです。
いつもレポをありがとうございます。
札幌での歌い納めを無事終えて、明後日は今年の歌い納めとなるライブ。
札幌の地から、ライブの成功をお祈りしています。
最後になりますが、
今年コニシさんと出会うことが出来て、本当に良かったと心から思っています。
この1年間、かけがえのない思い出をたくさんありがとうございました。
また来年も、たくさんライブでコニシさんと会えるのを、楽しみにしています☆彡
PS.
コニシさんのお部屋の羊さんたち、来年は仲間を何体増やしてあげれるか、楽しみにしててください←ぇ