第四回作詞フェス 出演レポ 前編

2017.11.29 Wednesday

先日の作詞フェス、お疲れさまでした!
会場はEDiTさん。7時間半の長丁場でしたが、1曲も欠けることなく聴き手としても堪能しました!  忘れないうちに学習内容をメモっておこう。



セットリスト 11/26 🌷
1. flower
2. プレデター
3. 青い革命(Soul mArk If me 作詞コラボ)
4. 狐の嫁入り

第三回に引き続き、トップバッターを務めさせていただきました。ここで面白いことができないとラストまでみなさまの体力がもたないという、なんとも責任重大な役目でした。せっかくの作詞フェスレポですので、お気に入りのフレーズを添えて1曲ずつコメントして参りたいと思います。



 

1. flower

きみが枯れてしまってからは
部屋の中がとても寂しい

代わりの花を買おうだなんて思わない
きみはただ一輪だから


今回は持ってきたすべての曲が今年の9月以降に書いたもので、5月に参加した作詞フェスで受けた影響が色濃く出ていたような気がします。「flower」は普段と少し違う作り方をしました。Aメロのコードをキーボードでひたすら鳴らし、その上に鼻歌を乗せて録音メモに入れていたところ、何気なく歌った最後のフレーズが「ふらーあー」になりまして……この曲のタイトルはflowerだ、と直感しました。そこからギターに持ち替えAメロ、Bメロと詞をつけながら進んでいって、サビのコードは前日に別曲で使うもしっくりこなくて気になっていたものを流用。ものの30分ほどで形が出来上がってしまったので自分でも驚きました。最近多いんですそういう曲……空からプレゼントしてもらっているようなイメージ。
そして、もうひとついつもと違うことが! お気づきでしょうか……タイトルが、英字であることに……(さらにいうと、サビの歌詞も英語です)。発音が悪いので英語のタイトルや歌詞というものをずっと敬遠していたのですが、さすがに「Flower on the tablecloth」は言えるだろうと。文にすらなっていませんが、今まで自分に許してこなかったことを許してみました。
後ほど別記事で書こうと思いますが、この辺りは前回に引き続き共演させていただいたとある方との出会いが大きく影響していると思います。出会いは自分の常識を変えますね。本当にいいイベントでした。


 

2. プレデター

会いにきて 何億光年だってすっ飛ばして会えたなら
この体ごとくれてやるわ プレデター


今年の4月頃から始まっていた、コニシユカ第二期の集大成ともいえる曲(暫定)。とにかくこのメジャーセブンスやらマイナーセブンスを多用したクールなコード進行のストローク曲が好きすぎて、この半年間ほどで「博打」「鮮やかな蛇」「シンデレラ」「メビウス」「ロンド」等……出していないものも合わせると軽く10曲は書きました。
自分が歌うとイタい感じになると学生時代に封印して以来、「脳内会議」や「ドリーム・インサイダー」などのポップスに移行してしまい表でも裏でもほとんど書いていなかったのがここにきて大爆発。コード進行もメロディも色んなパターンを試しに試し、ついにジャンルを超えて「脳内会議」からもコード進行を引用してできたのがこの曲。生まれた時は、隕石ドカーン!と地球外生命体がやってきたくらいの衝撃でした。新旧の衝突、そして侵略。(うまいこと言ったと思ってる)
ツイキャスの作曲放送でサビのメロディが浮かんで、録画でメモっておいたものを翌日聴いて歌詞を入れたんだったと記憶しています。確かその時の「会いにきて」の仮歌詞は「はぁ〜〜↑い てぃらったぁ〜」だったと思います。だいたい合ってるのがすごい。こういうのも最近多いですね。演奏後トークの時にお話しすればよかったです。ちなみに、サビ前の「人の群れが飲み込まれて 騒ぐ騒ぐ騒ぐ 今宵は月の宴」の歌詞に差し掛かると何故だか天空の城ラピュタからムスカ大佐の「人がゴミのようだ」というセリフのシーンが目に浮かんでしまって……いえ、余計な話でした。


 

3. 青い革命(作詞:Soul mArk If me)

青春の夢 革命ランナウェイ 風に吹かれ
いかんせんまだ未完成 時代のせいにして


私自身も会場で歌うのをとっても楽しみにしておりました! 主催のSoul mArk If meさんとの共作、青い革命! 青春革命って言わないのがにくいよね! 本人に直接聞いてないけど、たぶん意味より字面だと思う。美術系出身の血が騒ぐ。笑
サウンドは昭和のフォークソングを意識しました。というか、20曲くらい書いて、やっとそこに落ち着いた。他のものじゃつまらなくなっていた。コードを弾きながら鼻歌を入れていって、単純に「あ、これいいんじゃない?」って。その過程で「flower」や「プレデター」の原型が生まれていたはずです。このフェスがそれら2曲の生みの親と言っても過言ではない……このお話も当日すれば良かったですね。トップバッターだから時間気にしちゃった。
2回目のコラボということで調子に乗って、曲をお渡しする時に散々オーダーしたんだけど、最初120度くらい違う方向で返ってきたの。好きな部分、わからない部分、率直な感想をお伝えして、しばらく待った。そしたら、今度は90度になって返ってきた! 逆ってことじゃなくて、横が縦になるような新鮮な変化だった。
私の狙いは「会場のみんなで歌える曲」。だからサビをすべて同じ歌詞にして欲しいというオーダーをしていたのだけど、そこで完全に気が変わった。構成変えました、サビの歌詞はそれぞれ違って結構です、ただ2サビの後にもう一度だけ1サビ挟ませてください、そしてラストのサビをめちゃくちゃドラマティックに演出してください!とお願いし、歌を入れ直した音源を送りました。そうして完成したのが今回の「青い革命」です。口に出すと何故だかスカッとするサビのフレーズがとても気に入っています。
他にもAメロやBメロでの細かいフレーズが、なんともいえないアラサーのけだるさを演出するのに適していまして、私はこの曲の仮歌録音を通して自分のボーカリストとしての新たな可能性に気付くことができました。学生時代からの友人にその音源を聴いてもらったところ「めっちゃ進化してる…!」と言ってもらえて、安心して東京ワンマンに向かえました。変わってる実感なんてそうそう得られるものじゃないから、私は今とても幸せです。ソウルマークさん、今回も本当にありがとうございました!


 

4. 狐の嫁入り

狐の嫁入りはどこまで続くのか
誰も知らぬ


先月のMONONOKE MUSIC LIVE、通称・妖怪ライブのために書き下ろしたこの曲。演奏する先々でご好評いただき、今回も急遽演奏することを決めました。私が詞の話をするとどうしても内容ではなく技巧の部分の話になってしまうのですが、この曲は時代設定が古めになっていて、「誰」を「た」と読ませたり「月夜」を「つくよ」、「静寂」を「しじま」と読ませたり普段の楽曲では使わないフレーズを多用しています。かと思えば「どこ」を「いずこ」にしないあたりが現代人ですね。そんなアンバランスさも気に入っています。サビを全部で4回歌うのですが、聞くところによると1行目と2行目の間に歌っている「ラットゥル ラットゥル ラッタッタ」というフレーズが頭から離れないという方が多かったので、演奏前に「歌詞に書かれていないフレーズにご注目ください」とアナウンスしました。今回も驚くほどたくさんの方がこの曲が印象に残ったと声をかけてくださり大変嬉しかったです。狐というモチーフには特別な思い入れがあるのですが、そのお話はまた今度。まだしばらくは妖怪モードが続きそうです。

さて、私の演奏については以上です!
長くなってしまったので前編はこの辺りにしておきましょう。後編では課題曲「オリンピックのテーマソング」の作詞発表タイムと、個人的にグッときた楽曲について書きたいと思います。

お写真は門田雄志さんと相馬りえさんです! ありがとうございます!
ではでは、後編に続く〜!

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